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面白そうな場所へ

なぜかマイナーな観光地に惹かれるのです

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京都の中心でコーヒー片手にお寺を眺める

京都にスターバックスのコンセプトストアがあると知って、行ってみることにした。

コンセプトストアとは、"いつものお店と少し違う"体験(スターバックスHPによる)ができる店らしい。

要は、ちょっと違うスタバってことだ。

スタバに行くとなると、僕のガラにあわないというか、身の丈にあわない感じがするのだけれど、ちょっと変わったスタバとあらば、行ってみたくなる。

 

 

 

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地下鉄烏丸御池駅から南へ数分歩いたところにあるスターバックス烏丸六角店がそれだ。

烏丸通から店を覗くと、ガラス張りの店の向こう側にお寺がどーんとみえている。

条例によって、寺の全景が烏丸通からみえるような建物にしなければならなかったらしい。

こういう合理的とも妥協の産物ともいえるものが多いのが京都のいいところだ。

 

 

 

 

 

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店に入るとやっぱり嫌でも目に入るお寺がとても新鮮だ。

カフェというのは、なぜか、窓側から道行く人々を眺められるようにしてあるところが多い気がする。

あれが僕はどうも苦手だ。

二階席とかならいいのだけれど、一階席だとこちらから見えるぶん、向こうからも見えているということなんだと思うと、何か居心地が悪くなる。

それを考えると、このガラスの向こうがお寺だけというのは、すばらしい。

こちらを見ているものといえば、タヌキの置き物くらい。

なぜあの場所にタヌキを置いたのだろうか、とも思うけれど、そんなことはどうでもいいくらい、京都はいろんな物事が変わっているので気にはならない。

やはり京都のすごいところは、街の雰囲気と昔ながらの建物が見事に融合していないところだ思う。

このアンビバレントな感じがもはや京都らしさなのかもしれない。

場所によっては京都らしく昔の街並みを再現しようとしているけれど、

それはむしろ創造の産物でいわばテーマパークなんだと思う。

歴史のあるお寺を取り囲むようにビルが立ち並び、そして真横にはスターバックスがある。

そのスタバからはそのお寺をゆったりと眺めることができる。

これぞ京都。

 

 

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スタバを出て、六角堂に行ってみる。

六角堂について恥ずかしながら、何も知らなかったのだけれど、とても歴史のある重要なお寺だったことがわかった。

まず、華道の家元池坊と深いかかわりがあるらしい。

関わりがあるというか、池坊が代々住職を務めているという。

つまり六角堂の住職が池坊で、ある代(専慶・専応の代)で華道の家元となったのだそうだ。

 

 

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六角堂は聖徳太子による創建と伝えられ、本堂の北側には、聖徳太子が沐浴したと伝えられる池がある。

この池のほとりにあった僧侶の住坊が「池坊」と呼ばれていたようで、それが池坊の由来ということらしい。

それにしても、今はビルに囲まれていてコンクリートで、なぜかアヒルもいて、飛鳥時代感はない。

 

 

 

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境内には、へそ石という不思議な石がある。

平安京をつくるときに六角堂の場所に道を通さなければならなくなったらしいのだけれど、

そのとき、驚くことに六角堂が北に15メートル動いてくれたのだという。

京都はこういうことが多いのです。

この石は、動く前の六角堂があった場所に残されたものらしい。

ちなみに、へそ石という名前の由来はここが京都のほぼ中心に位置するからだということだそうです。